心

KLP1006

「笑い」の力で免疫力アップ!

~1日3回以上笑っていないあなたに贈る、簡単ストレス解消法

講師:中村 直行(なかむら なおゆき)(社団法人 統合医療福祉中村直行研究室 理事・研究部門代表)

人間の感情表現の手段として欠かすことのできない「笑い」。笑顔が多ければ場の雰囲気は和み、コミュニケーションも円滑になります。一方、笑うことで内臓が活性化し、免疫力が高まるなど医学的な効用も広く認められています。本講座では、笑いについて科学的に研究を行っている講師が、笑いが人体に効用をもたらす医学的メカニズムの解説のほか、笑いを治療法に取り入れ難病を克服した事例の紹介、笑いの多さと職場の業績の相関関係を図るユニークな実験などについて解説します。また、落語家・三遊亭小遊三氏と親交の深い講師が、同氏から学んだ「人を笑わせるためのテクニック」も紹介します。笑いのメリットについて科学的に理解したい方、日々の生活にもっと笑いを増やしたい方などにおすすめのコンテンツです。

視聴時間/視聴期間 1時間15分 / 2年間
料金 2,500円(税別)

■「成績が良い職場は笑いが多い」

最初に皆さんに質問したいと思います。ご自身の生活を振り返っていただいて、どのくらいの頻度で笑っているかお答えください。「1.めったに笑わない」「2.たまには笑う」「3.ときどき笑う」「4.結構笑う」「5.しょっちゅう笑う」。
実はこの質問は、某保険会社が職場における笑いと売上げの関係について分析を行ったときの項目です。社員に「自身が職場でどのくらい笑っているか」と調査を行いました。
結果は、1~3番までと回答した人の成績は会社全体の三割を占めていました。一方、4、5の笑いの頻度が高い職場で働いている人の成績は、会社全体の売上げの7割にも上ることが明らかになりました。

笑いというのは伝染します。これをミラー効果と呼びます。人間の神経細胞の中にミラーニューロンというものがありまして、その細胞による作用のことです。相手の挙動が自分の鏡として影響する細胞のことなんですが、相手が笑っていると、自分も笑ってしまう。ですので、職場で笑っている人が多いと、自分もつられて笑ってしまう。これはミラーニューロンの作用です。皆さん色々な職場で働かれていると思いますが、眉間に皺を寄せて働いている職場が良いのか、いつも笑顔の絶えない明るい職場が良いのか、どちらが良いかは聞くまでもないことだと思います。

■「笑いでNK細胞が活性化」

今日の新聞のテレビ欄をご覧になられた方、どのくらいいらっしゃいますか。テレビ欄の中に「笑」という文字がつくタイトルの番組が非常に多いことに気づくと思います。番組の説明文でも「笑」という文字が最も頻繁に使われています。
では、笑いというものがなぜ良いのか。免疫力の観点からみると、NK細胞が活性化するということが挙げられます。NK細胞というのはナチュラルキラー細胞の略称です。私たちの体には毎日、3000~5000個のガン細胞ができています。そのガン細胞ができたからといって、すぐにガンに罹患はしません。このNK細胞によってガン細胞が死滅させられるわけです。
 笑いを考える上でキーワードがあります。一つ目は神経伝達物質、二つ目はホルモン、三つ目は生活関連物質です。これは全て皆さんの体の中に入っています。では、これらがどう作用するかというと、笑うことにより、体内で上記の三つの物質の分泌が盛んになり、病気の治癒につながる可能性が高まる。例えばリウマチや糖尿病、ガンといった病気においても症状が改善したという例があります。このように科学的に効能を検証することを「E.B.M=Evidence Based Medicine」といいます。

■「笑いの効用には医学的根拠がある」
                                 つづく

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